すてるものから生まれた天然色な素材『Onibegie®』

こんにちは☀ニジイロです!

 

先日、ユニクロの古着ポップアップについて知りました。

そのなかで、ユニクロ衣服の染め直しについてちょっと面白いなと思ったので調べてみました。

 

ユニクロの衣服の染め直しをしたのは、小松マテーレという石川県の企業。 

小松マテーレは、1943年創業の化学素材メーカーです。

2018年に社名を変更したそうですが、80年近くも続く企業なんですね。

この小松マテーレが開発した『Onibegie©』という素材が面白いなと思いました。

 

 

◆Onibegie®(オニベジ)とは

Onibegieとは、廃棄される予定だったタマネギの皮から抽出した成分をベースに染色した素材のこと。

タマネギのほかに植物の天然成分を配合して、自然な色合いの記事が多いそうです。

 

参考サイト

www.komatsumatere.co.jp

 

タマネギの皮をベースに使った染色、と最初に知ったときは、

そんなものでしっかり色が染まるのか?と思ってしまいました。

 

タマネギの皮から染色する、というと

幼稚園か小学生のころにやった体験学習の草木染めを思い出しました。

その体験学習では、タマネギの茶色の皮の部分を煮出して、木綿を染めるというもの。

さらに輪ゴムで木綿を縛って模様をつけるといった内容で、

もしかしたら、似たようなことやったことがある人もいるかもしれないですね。

その体験を通じて、タマネギの皮で染めると、意外と綺麗な黄色だったことにびっくりした思い出があります。

 

 

話を戻して、本来、合成繊維に植物成分は定着しにくいそうです。

試行錯誤の末、タマネギの皮の色素がもっとも合成繊維に染まりやすいことを発見!

小松マテーレが開発したOnibegieは、

オリーブやワイン、ぶどうなどの絞り殻や藍を使ってさまざまな色合いをだしていますが、

そのベースにはタマネギの皮の色素があるのだとか。

 

タマネギの皮という身近なものが大活躍しているのは驚きでした。

そして、本来なら、ただ捨ててしまう部分を再利用しているのは興味深いなと思います。

 

 

Onibegie®の特徴

本来捨てられるはずのものを再利用し、新しい価値をつけるOnibegieの特徴は

エコな素材というだけではありません。

まとめると、以下の特徴があるようです。

 

・天然成分を活用し、環境に配慮した素材である。

・化学染料だけでは表現できないナチュラルな色合、表現が可能である。

・幅広い合成繊維の布製品で染色可能である。

・通常の染色記事に比べて、紫外線の反射率が少ない。

 

さきほどもいったように、

廃棄物を減らし、環境への負担も減らすエコな素材であることは分かります。

紫外線の反射率が少なく、目への負担も軽減できるというのは驚きです。

 

私は目の疲れを軽くするため、紫外線カットやブルーライトカットのメガネを使っています。

衣服の素材によっても、目への負担が減らせるなら、こんな嬉しいことはありません。

このOnibegieを使った衣服はほかに販売されてるかチェックしたいところ。

小松マテーレのOnibegieについて、これからも注目してみようと思います。

 

 

それでは、また!SeeYou:)